年末年始の暇な時期に、友人のアドバイスを得て考えている街おこし企画があります。そのタイトルは「SUWA FACTORY ART PROJACT」。
諏訪地方、特に僕の生まれ育ち、今も暮らしている街、岡谷市は、映画「ああ、野麦峠」で有名な製糸業からきれいな水をベースに精密工業が発展し、その昔、東洋のスイスと呼ばれた街です。今は不景気であったり、工場などの海外流失であったり、若者の流出であったり、さまざまな問題を抱えています。
まあ、素人考えと言われればその通りなのですが、ヨーロッパなどの行政は、今や産業振興よりは、文化に予算をさき、アーティストのパワーによって街の活性化を図っているわけで、いち地方の小さな街でも基幹産業が落ち込んでいるのだから今まで通りではなく発想の転換を図るべきだと思ったわけです。「工業は芸術だ」をキャッチフレーズに、昨今の“工業萌え”“精密工業萌え”“工場見学”のささやかなブームを、諏訪地方に集中させることはできないだろうか、というのが今度のプロジェクトです。
面白いことに、諏訪湖を中心に、諏訪には16もの美術館が点在しています。産業ロボットメーカーの創業者によるハーモ美術館、時計をベースにした時の科学館 儀象堂、諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館、パルプの北澤美術館 などなど、地方の基幹産業での有名会社が設立した美術館が数多くあります。岡谷蚕糸博物館は、製糸業のあれこれを展示したものです。こうした環境と、温泉や酒蔵、味噌といった観光資源、さらには観光アートブーム(大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭などなど)が僕の頭のなかで適度に融合されてきました。

マサノヴァアートさんのサイトよりお借りしました。
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諏訪地方、特に僕の生まれ育ち、今も暮らしている街、岡谷市は、映画「ああ、野麦峠」で有名な製糸業からきれいな水をベースに精密工業が発展し、その昔、東洋のスイスと呼ばれた街です。今は不景気であったり、工場などの海外流失であったり、若者の流出であったり、さまざまな問題を抱えています。
まあ、素人考えと言われればその通りなのですが、ヨーロッパなどの行政は、今や産業振興よりは、文化に予算をさき、アーティストのパワーによって街の活性化を図っているわけで、いち地方の小さな街でも基幹産業が落ち込んでいるのだから今まで通りではなく発想の転換を図るべきだと思ったわけです。「工業は芸術だ」をキャッチフレーズに、昨今の“工業萌え”“精密工業萌え”“工場見学”のささやかなブームを、諏訪地方に集中させることはできないだろうか、というのが今度のプロジェクトです。
面白いことに、諏訪湖を中心に、諏訪には16もの美術館が点在しています。産業ロボットメーカーの創業者によるハーモ美術館、時計をベースにした時の科学館 儀象堂、諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館、パルプの北澤美術館 などなど、地方の基幹産業での有名会社が設立した美術館が数多くあります。岡谷蚕糸博物館は、製糸業のあれこれを展示したものです。こうした環境と、温泉や酒蔵、味噌といった観光資源、さらには観光アートブーム(大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭などなど)が僕の頭のなかで適度に融合されてきました。

マサノヴァアートさんのサイトよりお借りしました。
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